葬儀会場を飾る供花の配置は、色々な配慮が必要です
2018年03月19日
お通夜のとき、祭壇をはさんで両サイドに飾られる供花は、大きな花や缶詰を配置した花や色々な種類があります。数万円から、葬儀会場や生花店で注文ができます。電話で注文し、現地で清算することもできます。会場を飾るほかに、翌日の告別式で棺の中に、親族を中心に故人の顔の周りを飾るためにも使用されるので、単に飾りとしてだけではなくセレモニーの重要なアイテムとなります。
花の飾り方としては、大きさと故人との関係性のバランスを取りながら配置されます。向かって右側が親族関係の花になります。前の方から、故人と血縁の近しい長男・長女から順に配置していきます。孫のたぐいは、祭壇の両方に飾る灯篭や小さめの花などを分担することが多いです。
一方、祭壇の左側には、職場や友人・知人の関係の花が配置されます。故人の会社や家族の務め先の会社など、近しい関係の会社や親友のように縁の近い方の花が並びます。会社の方が前方で、個人は後ろの方になります。葬儀社と、葬儀の流れを打ち合わせるときは、花や焼香の順序などを失礼のないように考えて配置するのが、大変です。
時間をかけて、考えを整理しながら、きちんと配列する必要があります。関係性や格式などの古い時代から守られてきた考え方が生きる場面となります。華やかな大きい盛り花で、会場を包み、故人の業績を讃え、残されたものの感謝の気持ちを表現します。
連名での花の献上という形が、最近は多いように考えます。高価ですが、数人で出せば、お安くなるという工夫です。